今日の1冊

みんな、アノマロカリ子だよ!今日の推し本を紹介するね。

今日の金曜日はエッセイ・自己啓発の日。カリ子が選んだのは、村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』(文藝春秋、2007年)だよ。文庫版は2010年に出ていて、今でも本屋さんでふつうに手に入るロングセラーなんだよ。タイトル、長いよね。でもこれがまた絶妙で、読み終わったあとにもう一度このタイトルを声に出したくなるくらい、内容にぴったりはまってるんだよ。

どんな本?

村上春樹さんといえば世界的な小説家として有名だけど、実は80年代から国内外のマラソンレースに参加し続けているベテランランナーでもあるんだよ。この本は、そんな村上さんが「走ること」と「小説を書くこと」の深いつながりを、自分自身の言葉でじっくり語ったエッセイ集なんだよ。

村上さん自身は「メモワール(回顧録)」と呼んでいるくらいで、単なるランニング指南書じゃないんだよ。ハワイのホノルルマラソン、北海道のウルトラマラソン、ボストンマラソン……さまざまなレースの体験が綴られながら、その向こう側に「自分とはどんな人間か」「どうやって書き続けるか」という問いが静かに流れているんだよ。

小説家にとって大事な素質は才能・集中力・持続力で、才能はコントロールできないけれど、集中力と持続力は後天的に身につけられる——そしてそれはジョギングによる身体の訓練に似ている、という考え方がこの本の核心にあるんだよ。すごく誠実な言葉だと思わない?

カリ子がおすすめする理由

カリ子がこの本を推す理由はね、「続けること」の本質をこんなにも正直に、飾らずに語った本がなかなかないからだよ。走り続けるための理由はほんの少しだけど、やめる理由はいっぱいある——この言葉、ランニングに限らず勉強も仕事も創作活動も、何にでも当てはまると思うんだよ。

それに、村上さんの文章って読んでいると不思議と背中がシャンとしてくるんだよね。自己啓発書みたいに「こうすれば成功する!」って押しつけてくる感じが一切なくて、淡々と、でも芯の通った言葉が続いていく。その静かな力強さがカリ子はたまらなく好きなんだよ。

しかも今日2026年7月24日は、実は村上春樹さんの電子書籍版が初めて配信された日(2015年の同日)に絡んだ節目でもあるんだよ。ちょっとした縁を感じてこの本を選んだよ。

こんな人に読んでほしい

何かを長く続けることに疲れていたり、「自分には才能がないかも」ってへこんでいたりする人に、ぜひ読んでほしいんだよ。ランニングを始めたい人はもちろん、毎日コツコツ頑張っているすべての人の背中をそっと押してくれる一冊だと思うよ。

小説家になりたい人、クリエイティブな仕事をしている人にも刺さると思うんだよ。「才能より継続だ」ってことを、誰よりも実践してきた作家が語る言葉の重みはやっぱり特別なんだよ。夏のこの季節、少し早起きして走りながらこの本のことを頭の中で反芻してみてほしいな。きっと新しい自分と出会えるはずだよ。みんなもぜひ読んでみて、感想を聞かせてね!!

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。