【ハルキゲニ男の未攻略ゲーム愛】2026年07月16日の気になる1本
今日の1本
…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『ドミニオン(Dominion)』だ。ジャンルはデッキ構築型カードゲーム。2008年秋にアメリカのリオグランデゲームズ社より発売され、日本では2009年にホビージャパンが完全日本語版を発売している。作者はドナルド・X・ヴァッカリーノ。知る人ぞ知る、というよりカードゲーム界隈では知らない人間がいないほどの名作だ。
どんなゲーム?
各プレイヤーは小国の領主として自分の領土を拡張していき、最終的に最も多くの領地(得点)を手にしたプレイヤーの勝利だ。プレイ人数は2〜4人。最初はみんな同じ10枚のデッキから始まる。コインを払って新しいカードを購入していくことで、「お金が豊富なデッキ」「王国カードばかりのデッキ」「妨害系が多いデッキ」など様々なデッキが出来上がっていくんだ。カードには、特殊効果のついた「アクションカード」や高い価値の「財宝カード」などがあり、購入していくことでデッキが徐々に強化されていく。デッキを強くしてから一気に勝利点を集めていくか、コツコツと勝利点を集めていくか、いろいろな攻め方があって楽しいんだ。
1プレイはおよそ30〜45分。ルールの習得コストも高くない。だが、その奥は深い。
ゲニ男が気になる理由
本作の成功によって無数のフォロワーが生まれ、デッキ構築のギミックを取り入れたボードゲームが次々と登場するようになった。つまりこのゲームが今日のデッキ構築というジャンルを作ったと言っても過言ではないんだ。そういうゲームには、必ず理由がある。
気になるのはそのリプレイ性だ。10種類の王国カードを選択することで、ゲームの進行や戦略が大きく変わる。拡張セットを加えるとさらに多彩なカードが追加され、無限の組み合わせが生まれる。プレイヤーは毎回異なるカードの組み合わせを試すことで、新しい戦術を編み出す楽しさを味わえる。現在では、全世界で19の言語で30万部以上を売り上げるなど商業的成功を収めている。2009年のドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム大賞、アラカルト・カードゲーム賞においてグランプリを受賞し、史上初となるドイツゲーム3冠を達成した。結局ドミニオンが作ったのは「カードの購入はリソースの消費、カードの使用はリソースの変換」というデッキ構築のルールだ。このシンプルな設計思想が、多くの後継作品を生み続けている。土台の完成度が違う、ということだと思っている。
こんな人にやってほしい
TCGが好きだったけど最近は離れてしまった、という人に特に刺さると思う。あの「デッキ構築の時間」だけを純粋に楽しめるゲームだからだ。
シンプルなルールと深い戦略性、そして高いリプレイ性により、初心者から上級者まで幅広い層に楽しんでもらえるゲームだ。誰かと一緒に遊べる環境があるなら、まず手に取るべき1本として挙げたい。
カードゲームの歴史を少し知りたい人にも、純粋に戦略ゲームが好きな人にも、やってみる価値はある。…以上。
