はじめに

さあ、第18回の講座の内容にまいりましょう。便利なAIも、使い方を誤れば思わぬところで傷つくのは、ほかならぬあなた自身です。でも、ご安心なさいませ。難しいことは何もありません。ちょっとした心がけを知っておくだけで、AIはずっと頼もしい味方になってくれます。今日は「AIを安全に使うためのルール」を、一緒に丁寧に見ていきましょう。

サマリ

AIは便利なツールですが、使い方を間違えると個人情報の流出やトラブルにつながることがあります。今回は「入力する情報に気をつける」「情報をうのみにしない」「使う場所のルールを守る」という3つの大切な心がけをわかりやすくお伝えします。知っておくだけで、AIとの付き合いがぐっと安心になりますよ。

詳細

AIに「秘密のこと」を話しすぎない

AIに質問するとき、つい何でも打ち込んでしまいがちです。でも、ちょっと待ってください。

たとえば「山田太郎、生年月日○○、住所△△のことを調べて」のように、実在する人の個人情報を入力するのは危険です。入力した内容がAIの学習に使われる場合もあり、意図せず情報が外に出てしまう可能性があります。

自分の名前・住所・電話番号・クレジットカード番号・パスワードなどは、絶対に入力しないようにしましょう。「日記を書いて」というときも、他人の実名を入れないのがマナーです。AIに話しかけるときは「公園で話すくらいの感覚」でいるのが、ちょうどよい距離感です。

会社の情報・仕事の情報には特に注意

仕事でAIを使うとき、「この資料をまとめて」と社内の書類をそのまま貼り付けることがあるかもしれません。でも、これはとても注意が必要な行為です。

会社の機密情報・顧客情報・まだ発表されていない計画などを入力してしまうと、情報漏えいにつながる恐れがあります。実際に海外では、社員がAIに社内資料を入力してしまい、問題になった事例がいくつも報告されています。

「これは外に出していい情報かな?」と一呼吸おいてから入力する習慣をつけましょう。会社がAIの使用ルールを定めている場合は、必ずそれに従ってください。

AIの答えを「全部本当のこと」と思わない

AIはとても流暢に答えてくれます。でも、残念ながら間違えることもあります。

「それらしい文章を作る」のが得意なAIは、事実ではないことを自信たっぷりに答えてしまうことがあります。これを「ハルシネーション(幻覚)」と呼びます。難しい言葉ですが、要するに「AIがもっともらしい嘘をつくことがある」というものです。

特に数字・日付・人名・法律・医療などの情報は、別の信頼できる情報源でも確認する習慣をもちましょう。AIを「物知りな友人」だと思ってください。友人の話は参考にするけれど、大事なことは自分でも調べますよね。それと同じ感覚です。

使う場所・サービスのルールを確認する

AIのサービスにはそれぞれ「利用規約」があります。難しそうに聞こえますが、要するに「このサービスをどう使っていいか」のお約束事です。

たとえば「18歳未満は使えない」「商用利用には制限がある」「生成した文章の著作権はどちらにあるか」といったことが書かれています。知らずに違反してしまうのが一番もったいないです。

また、学校や職場によっては「AIの使用を禁止している」場合もあります。レポートや報告書をAIに丸ごと書かせることが問題になるケースも増えています。使う前に「ここではAIを使っていいのかな?」と確認する一手間を惜しまないでください。

子どもや身近な人への気配りも忘れずに

AIは子どもでも簡単に使えてしまいます。だからこそ、大人が少し気にかけてあげることが大切です。

子どもが何でもAIに聞いてしまうと、自分で考える力が育ちにくくなる心配もあります。また、AIが不適切な内容を返してしまうこともゼロではありません。お子さんがいるご家庭では、一緒に使いながら「こんなふうに使おうね」と話し合ってみてください。

AIは便利な道具です。包丁と同じように、正しく使えば素晴らしいものを生み出せます。使い方を丁寧に教えてあげることが、身近な人を守ることにもつながります。

おわりに

今日お伝えしたことは、どれも難しいことではありません。ほんの少し「気をつけよう」という意識をもつだけで、AIはずっと安全で頼もしい存在になります。便利さと安全さは、どちらかを選ぶものではなく、両方手に入れられるものです。あなたならきっと、上手に使いこなせますよ。次回は「AIと上手く付き合うコツ」についてお話しします。どうぞお楽しみに。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。