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2026年06月25日の為替・FX動向まとめ

サマリ

ドル円は161円台で推移し、米国の強気な金融政策見通しと日銀の段階的利上げという日米金利差の縮小ペースが市場を揺さぶっています。本日発表の5月PCEデフレーターが重要材料となる中、円買い介入への警戒感が上値を抑制しており、161円台を挟んだ上下動が続いています。

詳細

ドル円(USD/JPY)の現状

ドル円は過去1ヶ月間で158.76円から161.93円までのレンジで推移し、6月24日時点では161円台半ばで推移しています。先週のFOMC決定を受け、米国は2026年末のインフレ率見通しを2.7%から3.6%へ大幅に上方修正しました。この強気なスタンスにより、市場ではドル買いが優勢となり、2024年7月以来の高値水準を更新しています。

米国側の要因

米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派的姿勢が相場を支えています。市場では9月の米利上げを9割方織り込んでいるほどです。本日発表される5月PCEデフレーター(個人消費支出デフレーター)は、FRBが金融政策判断の際に最も重視するインフレ指標であり、上振れすればドル買いが一段と進む可能性があります。同時に発表される1-3月期GDPの確報値も経済成長力を示す重要な材料です。

日本銀行の金融政策

先週の日銀金融政策決定会合では、政策金利を0.75%程度から1.0%程度へ25ベーシスポイント引き上げました。約31年ぶりの水準引き上げですが、市場は「ハト派的利上げ」と受け止め、次回タイミングへの言及がなかったことから円売り圧力が強まっています。急激な利上げは経済への悪影響が懸念されるため、米国との金利差が大きく縮まるシナリオは描きにくい状況です。

円買い介入への警戒感

161円台という水準は政府・日銀による円買い介入への警戒感が強いゾーンです。実際に161.81円の高値更新後、急落する場面が見られており、介入リスクのバランスがドル円の上値を抑制しています。市場参加者は163~164円台での介入可能性を警戒しており、短期的には161円台での値動きが注視されています。

今後の展望

ドル円の先行きは複数の要因に左右されます。まず、6月25日のPCEデフレーターが予想以上に強ければ、ドル買いが加速し、161円を大きく上回る可能性があります。一方で政府・日銀の介入警戒感は高く、162円を超える上昇には注意が必要です。

中期的には日米金利差が縮小するペースが重要です。日銀が段階的に利上げを進める一方で、米国のインフレが予想より高止まりすれば、FRBの政策転換は遅れるでしょう。野村證券の見通しでは、中東情勢が収束し原油価格が落ち着けば、2026年末の米ドル円は150~155円レンジへ調整する可能性が高いとしています。

短期的には、米国の経済指標発表と日本政府・日銀による為替介入への思惑が相場を動かすキーとなります。米ドル指数が昨年5月以来のドル高水準に上昇している中、ドルの強気相場が続くかどうかが今後の分岐点です。トランプ政権の政策やイラン情勢といった地政学リスクも、引き続き注視が必要です。

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