サマリ

金相場は1グラムあたり26,145円の高値圏を維持しています。年初の3万円を超えるピークからは調整がありますが、過去の水準と比べれば依然として高い価格帯にあります。一方、原油相場はホルムズ海峡の緊張によるシナリオが大きく影響し、バレルあたり103~106ドル付近で推移。両相場とも地政学リスクとFRBの金融政策が主要なドライバーとなっています。

詳細

金価格の現状分析

金価格は現在、高値圏でも不安定な状況にあります。5月15日時点で国内店頭小売価格は1グラムあたり26,145円。4月下旬には約1カ月ぶりの安値を更新するなど下落局面も見られました。背景には複数の要因が絡み合っています。

第一に「利益確定売り」です。2026年初頭に金価格が一時3万円を超える歴史的高値を記録したため、投資家が利確を急ぎ、売却圧力が高まりました。これは相場の過熱感を冷ます健全な調整と見なされています。

第二に米国金融政策への不透明感です。インフレ加速の兆しから、FRBが金利引き上げを維持ないし強化する可能性が意識されています。金はドルでの保有コストが上昇すると売られやすくなります。

ただし下落は一方的ではありません。その後はドル安の進行や原油価格の下落で反発する局面も現れており、短期的には米金利・ドル・地政学リスクといった複数ニュースに敏感に反応する状態が続いています。

原油価格の現状分析

原油相場はホルムズ海峡をめぐる中東情勢が支配的です。5月中旬時点でWTI原油はバレルあたり103~106ドル付近。週単位での変動率は8~11%に達するなど大きなボラティリティを示しています。

プラス要因として機能しているのは供給不安です。ホルムズ海峡が実質的に閉鎖される状況が続き、国際エネルギー機関(IEA)は3月と4月に日量400万バレルの流れが減少したと報告しました。たとえ今後紛争が解決されても、10月まで供給不足が続く可能性があるとされています。

一方でマイナス材料も存在します。米国とイランの和平交渉が停滞する中でも、一部の船舶通過が実現するなど供給の完全途絶には至っていません。また高油価そのものが需要を抑制する働きもあり、IEAは2026年の石油需要見通しを下方修正しています。

日本国内ではドル円が平均159.28円と円安が進行。為替を考慮した実際の輸入価格は国際指標以上に高い状況です。ガソリン価格への波及も始まっており、1リットルあたりの価格が高い水準で推移しています。

今後の展望

コモディティ市場全体として、投資家の警戒感は高い状態が続くと予想されます。

金相場

原油相場

両相場とも、①米国インフレの加速と金利政策、②中東情勢の進展、③世界経済の成長見通しという三点の動向を注視することが投資判断の鍵となります。特に今後数ヶ月は予測困難な時期が続くため、分散投資やヘッジ戦略の活用を検討する価値があります。

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5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりする、愛すべき全知全能のアホ。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。