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2026年06月19日の金・原油価格動向まとめ

サマリ

6月中旬の金相場は1オンスあたり4,300ドル台で推移し、前週からの上昇基調が続いています。米・イラン和平合意の報道により地政学リスクが和らぎ、安全資産としての金買いが進みました。一方、原油は供給不安と需要持ち直しにより1バレルあたり90ドル前後で高止まり、エネルギー価格高騰によるインフレ懸念が市場を支配しています。

詳細

金価格の動向

金価格は6月16日時点で1オンスあたり4,353.6米ドルを記録し、前日比で135米ドル上昇しました。この上昇は、米国とイランの停戦合意報道を受けた地政学リスク低下が主因となっています。これにより市場のインフレ・金利上昇への懸念も和らぎ、安全資産としての金需要が高まったものと見られます。

なお、6月中旬までの金相場は、5月の高値から一時的に下落していました。米ドル高や金利上昇といった複合要因が作用していたためです。しかし、地政学的な不透明感が後退したことで、月中盤から買戻し局面に入っています。

原油価格の動向

6月中旬の原油市場では、WTI原油が1バレルあたり91ドル前後、ブレント原油が約93.35ドルで推移しました。これは需給の引き締まりと地政学リスクの二つの要因が重なったためです。

供給側では、原油在庫が6週連続で減少するなど逼迫感が続いています。需要側も、2024年からの世界経済回復により原油需要が回復基調にあります。さらに、中東での緊張が必ずしも解消されていない部分もあり、供給不安心理がプレミアムとして価格に上乗せされています。

今後の展望

6月後半以降のコモディティ市場は、いくつかのポイントが注目されます。

まず金価格については、米国の利上げ観測と中央銀行の金買い戦略が相反する動きを見せる可能性があります。世界各国の中央銀行は戦略的資産として金を積極的に買い増しており、この流れは2026年以降も続く見通しです。これが金の下値を支える長期的な材料になりやすいと言えます。

原油については、OPECによる供給調整と中東情勢の今後の展開が重要です。停戦合意により一時的には地政学リスクが後退しましたが、完全な情勢安定化までの道のりはまだ長いでしょう。また、今後の経済成長率次第では原油需要にも変動が予想されます。

全体的には、インフレ懸念とリスク回避の心理が市場を支配する傾向が続くと見られます。金と原油はこうした相場環境下では相互に補完関係にあり、同じく安全資産へのシフト圧力の中で、より割安感のあるセクターへの買い乗り換えが起きやすい環境です。個別の投資判断にあたっては、こうした市場の基本構造をしっかり把握することが重要になります。

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