おやシュミ

おやすみの前の趣味の時間

2026年06月18日の株式市場動向まとめ

サマリ

日本株は地政学リスク緩和を好感し、日経平均が約69,900円まで上昇して5日連続の上昇となりました。米国株は企業業績の堅調さが下支えながらも、ハイテク株の利益確定売りでまちまちな展開です。インフレ懸念と金利上昇が投資家心理の鍵となっており、今後の市場動向は地政学リスク回避とインフレデータが重要です。

詳細

日本株の状況

東京株式市場は堅調な展開が続いています。日経平均株価は497円高の69,902円で終値を迎え、3日連続で過去最高値を更新しました。この上昇背景には複数の好材料があります。

まず、米国とイランの戦闘終結に向けた合意が進展していることが挙げられます。この合意により、原油価格が大きく下落し、インフレ懸念と景気減速の懸念が緩和されるとの見方が広がりました。原油高による物価上昇への不安が払拭されたことで、投資家心理が改善しています。

業種別では、半導体関連やAI関連が特に強い動きを見せています。レーザーテックが13.2%高と急騰し、ディスコや東京エレクトロンなども堅調です。また、メガバンク(みずほFG、三菱UFJ)が買われたほか、防衛関連や機械株も上昇しています。金銭受注統計も強く、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」受注額が前月比8.7%増と、市場予想を大きく上回りました。

一方、自動車株や不動産株は売り圧力を受けています。

米国株の状況

米国株式市場では3指数がまちまちの展開となりました。ダウ平均は引き続き強く、一時5万1,000ドル台を付けて最高値を更新しています。しかし、S&P500とナスダック総合は調整局面にあり、ハイテク株の利益確定売りが圧力となっています。

背景にあるのは金利上昇への懸念です。米労働市場の堅調さが継続しており、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測は後退しています。むしろ、2026年内の利上げ可能性が意識されるようになり、金利上昇に弱いハイテク株やグロース株には利益確定売りが出やすくなっています。

5月の米雇用統計では非農業部門の雇用が前月比17.2万人増と市場予想を上回り、失業率は4.3%で横ばいと労働市場の底堅さが改めて確認されました。一方、原油価格の下落は景気敏感株に買いをもたらしており、ダウ平均の上昇につながっています。

企業業績は引き続き堅調で、2026年のS&P500の1株利益伸び率は前年比プラス15.5%の見通しとなっています。特に情報技術セクターはプラス30.4%、一般消費財がプラス11.5%と、幅広いセクターで増益が期待されています。

今後の展望

今後の株式市場は複数の重要な要因に注視が必要です。

まず、地政学リスクの動向が最重要です。米国とイランの最終合意に至るかどうかが相場を大きく左右します。既存メディア報道では対イラン投資基金が3,000億ドル規模で構想されているとも伝わっており、イラン経済の改善が期待されます。ただし、過去の米イラン情勢は二転三転しており、過度な楽観は禁物です。

次に、米国の金融政策です。FRB新議長・ウォーシュ氏の初めての金融政策決定会合での発言内容が注目されています。市場とのコミュニケーションが上手く機能すれば、米国株高を招き日本株にも好影響が及ぶ可能性があります。一方、金利上昇の不安をもたらすメッセージが出れば、短期的に相場が荒れる可能性も残ります。

日本国内では、日銀の6月利上げ決定や6月中旬のG7サミット結果も重要な材料です。日経平均が7万円の心理的節目を大きく上回るかどうかが、心理的な転換点となります。

2026年末のS&P500目標値は大手証券の平均で7,450ポイント(約9%上昇)と見込まれており、過去3年のような15%を超える大幅上昇ではないものの、過去30年平均的な水準の上昇が期待できる環境です。投資家は企業業績の堅調さを軸としながらも、金利上昇とインフレリスク、地政学リスクの3点に注視する必要があります。

【PR】全銘柄の取引手数料が0円の【DMM CFD】


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA