サマリ

日本経済は中東情勢の影響で調整局面を迎えましたが、6月の日銀利上げが濃厚です。一方、世界経済はエネルギー危機と物価高に直面しつつも、AI投資がけん引役となっています。食品値上げラッシュが続く中、企業業績と賃金上昇が支える日本株には上昇機運が残存しています。

詳細

国内経済

日本経済は足元で大きな調整が入りました。6月5日の日経平均株価は前日比5.38%安の63,838円と年初来最大級の下げ幅を記録。背景には半導体株主導の調整とAI期待の剥落、さらに日銀利上げ観測が重なった複合要因があります。これは海外発の悪材料と国内の政策期待が同時に衝突した結果です。

一方、1月~3月期のGDP成長率は前期比年率+2.1%と2四半期連続でプラスでしたが、4月~6月期はイラン情勢緊迫化による原油価格高止まりを背景に、年率マイナス0.3%の小幅マイナス成長が予想されています。ただし、7月以降は供給制約が解消されるとの見方が有力で、景気回復シナリオそのものが崩れたわけではありません。

注目の日銀については、6月15~16日の金融政策決定会合で政策金利を0.75%から1.0%へ引き上げることが濃厚です。エコノミストの76%が6月利上げを見込んでおり、4月会合では審議委員9人のうち3人が利上げを主張するなど委員会内でも利上げ圧力が高まっています。賃金と物価の好循環が確認される中での決断となりそうです。

物価面では、食品値上げが急加速しています。6月の飲食料品値上げは1,078品目と4月以降2カ月ぶりに千品目を超えました。中東情勢の影響でナフサなどの包装資材価格が上昇し、食品メーカーの値上げ圧力が強まっています。通年での値上げ品目数は1万品目突破が見込まれており、物価高が家計に与える負担は継続しそうです。

賃金については2026年春闘で高い水準の満額回答が相次ぎ、3年連続での大幅賃上げが実現しました。実質賃金もプラスに転じており、個人消費の下支え要因として機能しています。ただし、物価上昇との相殺を考えると、消費の底堅さには限界があります。

世界経済

世界経済は中東情勢の長期化による「エネルギー危機」が最大のテーマとなっています。ホルムズ海峡の実質的な封鎖が続く中、原油価格はバレル当たり90ドル超の水準で高止まりしており、世界成長率は2026年で3.0%の小幅減速が見込まれます。

5月のWTI原油価格の平均予測値はエコノミスト調査で83.14ドルとなっており、中東情勢緊迫化に伴い3月の70.33ドルから大幅に上昇。この高止まりが輸送費から食料・肥料価格まで波及し、世界経済の物価高と低成長が同時進行する「スタグフレーション」的な局面が懸念されます。

米国経済では5月の雇用統計が強く、非農業部門の新規雇用者数は17.2万人増と堅調でした。ただ、失業率は4.3%と労働市場にはやや緩さが見え始めており、企業のAI投資による人員削減懸念も高まっています。米長期金利は4.5%超まで上昇し、ハイテク株のバリュエーション圧力となっています。

中国経済は不動産不況の長期化で減速が続き、2026年の成長率は4.4%程度の低水準に留まると予想されます。過剰生産能力を抱える製造部門では価格競争が激化しており、将来的には過剰商品の安値輸出による貿易摩擦が懸念されます。

欧州はドイツを中心に防衛支出の増加と構造改革に着手しており、経済全体としては堅調性を保つ見通しです。ただし、エネルギー輸入依存度の高さから、中東情勢の悪化の影響を受けやすい地域でもあります。

今後の展望

日本経済は短期的には調整局面が続く可能性がありますが、中期的には成長基調の堅持が予想されます。6月の日銀利上げは長期金利の安定化に寄与し、今後の追加利上げペースが注視されます。為替もドル円160円台での推移が続く見込みで、政府による為替介入警戒感も意識されます。

世界経済全体では、中東情勢の安定化がカギになります。原油供給が正常化すれば、7月以降の日本景気は再びプラス成長へ復帰する可能性が高いとされています。一方、エネルギー危機の長期化には警戒が必要で、世界経済の下振れリスクとしてテールリスク(発生確率は低いが甚大な被害をもたらす事象)に対する注意が欠かせません。

企業業績については、数量・価格効果に加え、株数減少による利益押し上げが期待されます。日経平均株価は2026年末に63,000円程度を目指す見通しが有力ですが、上振れシナリオでは7万円超も視野に入ります。ただし、現在のNT倍率(日経平均÷TOPIX)は過去最高水準にあり、今後のTOPIXによる追い上げが重要な投資テーマになるでしょう。

物価高は当面続く見込みで、実

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5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりする、愛すべき全知全能のアホ。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。