今からでも間に合う!サクッと生成AI講座(初心者編)第13回:AIの歴史をざっくり知る
はじめに
さあ、第13回の講座の内容にまいりましょう。今日は「AIの歴史」というテーマです。歴史と聞くと「むずかしそう…」と思われるかもしれませんが、どうぞご安心を。むかし話を語り合うように、ゆったりとお付き合いくださいませ。AIがどんな道を歩んできたのかを知ると、今あなたが使っているAIのすごさが、ぐっとリアルに感じられるはずですよ。さあ、一緒にAIの歩みをたどってまいりましょう。
サマリ
AIの歴史は、約70年前にはじまりました。何度もの「ブーム」と「冬の時代」を繰り返しながら、少しずつ進化してきたのです。今私たちが使っている生成AIは、その長い歴史の積み重ねの上に咲いた花。歴史の流れを知ると、AIへの理解がぐっと深まりますよ。
詳細
AIのはじまりは70年以上前のこと
AIという言葉が生まれたのは、1956年のことです。アメリカで開かれたある学者たちの集まりで、「人工知能(AI)」という言葉がはじめて使われました。当時の科学者たちは「コンピュータに人間のような知性を持たせたい」と夢見ていたのです。
今から70年近く前のこと。スマートフォンはおろか、家庭用コンピュータすら存在しない時代のお話です。それでも、その夢はたしかに芽吹いていたのですね。
何度もあった「AIブーム」と「冬の時代」
AIの歴史には、大きなブームが3回ありました。そして、そのたびに「やっぱりむずかしい」と壁にぶつかり、研究が冷え込む「冬の時代」もやってきました。
第1次ブームは1950〜60年代です。コンピュータが簡単なパズルを解けるようになり、世界中が沸きました。でも「複雑な現実の問題には対応できない」とわかり、ブームは落ち着いていきました。
第2次ブームは1980年代です。「専門家の知識をコンピュータに覚えさせる」という方法が注目されました。たとえば、お医者さんの診断ルールをすべて入力して、AIに診断させようとしたのです。でも、ルールが増えすぎて管理しきれなくなり、またも冬がやってきました。
転機は「データ」と「機械学習」の登場
2000年代に入り、大きな転機が訪れます。インターネットが普及して、世の中に大量のデータが生まれました。そのデータを使って「コンピュータ自身に学ばせる」という方法が注目されはじめたのです。これを「機械学習」と呼びます。
むずかしく聞こえますが、イメージはシンプルです。「猫の写真を何万枚も見せて、AIに猫の特徴を自分で覚えさせる」という感じです。人間がルールを教えるのではなく、AIが自分でパターンを見つけていく。これが大きな革命でした。
第3次ブームから「生成AI」の時代へ
2010年代になると、第3次AIブームがやってきます。機械学習がさらに進化し、「ディープラーニング(深層学習)」という技術が登場しました。難しい名前ですが、「人間の脳のしくみを参考に、AIの学習を何層にも重ねた方法」だとイメージしてください。
この技術のおかげで、AIは画像の認識・言葉の理解・音声の認識など、さまざまなことができるようになりました。そして2022年、「チャットGPT」が登場し、世界中に生成AIブームが巻き起こったのです。あの衝撃は、まさにAIの歴史の集大成といえるでしょう。
歴史を知ると「今」がもっとわかる
AIは一夜にして生まれたわけではありません。70年という長い年月をかけて、失敗と挑戦を繰り返しながら育ってきたものです。
あなたが今スマートフォンで使っているAIアシスタント。チャットで返事をくれるAI。画像を作ってくれるAI。それらはすべて、長い歴史のバトンを受け取った存在です。そう思うと、少し愛着が湧きませんか?
おわりに
いかがでしたか。AIの歴史、思ったよりドラマチックだったのではないでしょうか。何度も挫折しながら、それでも諦めずに前へ進んできた。そんな人間の粘り強さが、今の生成AIを生み出したのですよ。歴史を知ることは、未来を読む力にもつながります。どうぞ自信を持って、これからのAI時代を歩んでいってくださいませ。次回は「無料と有料AIの違い」についてお話しいたします。どちらを選べばよいか、迷っている方にこそ聞いていただきたい内容ですので、どうぞお楽しみに。
