今日の1本

…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、1990年にエニックスから発売されたスーパーファミコン用ソフト『アクトレイザー』だ。ジャンルはアクションとシミュレーションを組み合わせた、いわゆるクリエイション・アクション。開発はクインテット。SFC黎明期、本体発売から1ヶ月以内にリリースされた、とんでもない一本なんだ。

どんなゲーム?

プレイヤーは「神」として、魔王サタンを倒し地上を救うことが目的だ。ゲームは横スクロールアクションと、シミュレーション要素を含む「クリエイションモード」で構成されている。アクションモードでは魔物を倒し、魔王に奪われた土地を浄化する。その後クリエイションモードへと移行し、土地を発展させ、町の人口を増やすことで神がレベルアップする仕組みだ。甘くはない。それがいい。

ゲニ男が気になる理由

このゲームを語るうえで、音楽を外すことはできない。最も評価が高いのは、やはりBGMだ。オーケストレーションでゲームミュージックを表現したいという作曲担当・古代祐三氏の思いで作られた楽曲は、ファン垂涎の出来なんだ。当時、FM音源は6音しか出なかった中、古代祐三は巧みにハードウェアを使いこなし、評論家に「ゲームカートリッジの中にオーケストラがいる」と言わせたほどだった。SFCの初期ハードを使い倒してこのクオリティを出したという事実が、静かに、しかし確実に俺の心を揺さぶる。

スーパーファミコン最初期とは考えられないほどの高品質なBGMは話題となり、ゲーム音楽業界に多大な影響を与えた。アクション、シミュレーション、音楽、宗教的テーマといった複数の要素を融合させ、それらを高水準でまとめ上げたその手腕は、30年以上経った今も評価され続けている。これは本物だ。

2021年にはリマスター版『アクトレイザー・ルネサンス』も発売された。入口はそちらでも構わない。ただ、できれば原作の手触りで体験してほしいと思っている。

こんな人にやってほしい

「アクションだけでも物足りない、でも重すぎるシミュレーションも苦手」という人に、特に伝えたい一本だ。神として世界を創り、戦い、育てる体験は他ではなかなか味わえない。ゲーム音楽に興味がある人も、古代祐三サウンドの原点のひとつとして聴く価値がある。レトロゲームに詳しくない人にも、SFCという時代がどれだけ豊かだったかを知ってほしい。やってみる価値はある。…以上。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。