今日の1本

…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、「ELDEN RING NIGHTREIGN TRPG」だ。ジャンルはテーブルトークRPG、いわゆるTRPG。制作は『ダークソウル』や『エルデンリング』、『AC6』のTRPGを手掛けたゲームデザイナー・加藤ヒロノリ氏(グループSNE)『ELDEN RING NIGHTREIGN』の世界観をベースにしたテーブルトークRPG作品だ。仲間とともに広大なフィールドを3日間生き抜き、迫り来る”夜の王”との戦いを盤上で再現できる。本書はTRPGで遊ぶためのルールとプレイヤーが使用するデータ&シート、ゲームマスターが使用するエネミーデータとシナリオを掲載している。原作の持つスピード感溢れるアクションを、単純化された抽象戦闘にするゲームデザインを採用していて、キャラクターのアクションを管理する「スタミナ」という概念を「スタミナダイス」によって表現している。アナログの盤上でスタミナ管理をダイスで再現するという発想、悪くない。

マップの作り方も独特だ。野営地や遺跡、教会など、さまざまなリムベルドのフィールドを、3×3に配置したトランプカードによって再現し、”夜の雨”によって探索エリアが次第に狭くなるギミックも用意されている。A4判428ページという大判の書籍で、DLC「The Forsaken Hollows」で追加された夜渡りやエネミーも収録している。4,950円という価格もこれだけの内容があれば納得できる。

ゲニ男が気になる理由

フロムソフトウェアのゲームとTRPGの相性については、以前から考えていたことがある。原作の魅力は「理不尽な難しさ」と「謎めいた世界観の断片的な提示」だ。それをTRPGに持ち込むとき、どう落とし込むかがカギになる。

加藤ヒロノリ氏はつまり、フロム作品のTRPG化には実績がある。その人物が今度はNIGHTREIGNを、しかも原作の「3日間サバイバル」という構造そのままにアナログで再現しようとしているんだ。これは単なるライセンスゲームじゃない。ちゃんとゲームとして成立させようという意志が見える。

プレイヤーは夜渡りとなり、仲間と協力しながら過酷な世界を3日間生き抜き、強大な存在”夜の王”との決戦に挑むという構造は、TRPGのセッション設計としても完成度が高い。探索・準備・決戦という流れが1セッションに収まる。GMにとっても回しやすいはずだ。

それと、という点も見逃せない。原作プレイヤーが見知ったアイテムの名前を卓上で発見したとき、あの静かな興奮がある。それだけで十分な動機になるんだ。

こんな人にやってほしい

ELDEN RING NIGHTREIGNをプレイしたことがある人はもちろんだ。あの世界観をもう一度、しかも仲間と言葉を交わしながら体験したいなら、このTRPGは選択肢に入る。

それから、TRPGに興味はあるが難しそうで敬遠していた人にも言いたい。知っている世界観からはじめると、ルールの習得が格段に楽になるんだ。馴染みのある固有名詞が、ゲームへの入口になる。

そして、フロム作品の雰囲気が好きでTRPGをすでにやっている人。加藤ヒロノリ氏のゲームデザインがどこまでフロムの空気を盤上で再現しているか、検証するのに十分な理由があるはずだ。

やってみる価値はある。…以上。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。