【ハルキゲニ男の未攻略ゲーム愛】2026年10月04日の気になる1本
今日の1本
…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『忍術バトルRPG シノビガミ』だ。冒険企画局・河嶋陶一朗によるTRPGシステム「サイコロ・フィクション」シリーズの一作で、初版は2009年。現代日本を主な舞台に、忍者となって戦うアナログTRPGだ。人気ランキングの上位に長く名前が並ぶ、この界隈では定番中の定番でもある。
どんなゲーム?
プレイヤーは現代の日本を舞台に忍者となって冒険する。各キャラクターはそれぞれ「秘密」を持っており、その秘密の探り合いが展開を左右する構造になっているんだ。全ての判定には6面ダイスのみを使用する。ゲーム進行はシーン制で、各プレイヤーごとにシーンを順番に行っていく形式だ。各PCには「ハンドアウト」によって個別の目的が与えられることがほとんどで、他のPCの目的を探り合いながら、時に協力し、時に対立して目的の達成を目指す。戦闘フィールドは1〜6のプロット値=速度で区切られており、プロット値の差がそのまま間合いとなる。忍者が持つ忍法はこの間合いの範囲内でしか効果を発揮できないため、相手の間合いに入らず、自分の間合いには相手を入れるという立ち回りが求められる。忍者もの特有のロマンがある。
ゲニ男が気になる理由
多くのTRPGは「仲間と協力してゴールを目指す」構造を前提にしている。シノビガミはそれを崩している。各プレイヤーには「使命」と「秘密」が裏向きで渡され、自分の秘密を直接他のプレイヤーに見せたり話したりすることはできない。卓の全員がそれぞれ異なる真実を抱えたまま、同じシナリオを歩くんだ。
これは実に設計として面白い。情報の非対称性がそのままドラマになる。誰を信じるか、誰と組むか、誰の秘密を暴くか。シノビガミは「忍術バトルTRPG」という名の通り、バトルシステムがかなり凝っていて、戦略戦術を立てたり、相手との読み合いを楽しめる設計になっている。ロールプレイと戦術思考が同時に要求されるゲームは、そう多くない。静かに、しかし確かに、やりごたえを感じさせてくれる作りだ。
こんな人にやってほしい
仲間と協力するTRPGはもうやった、という人に特に届けたい。あるいは、忍者もの・異能バトルの雰囲気が好きな人にも刺さるはずだ。人間関係の読み合いや、腹の探り合いが好きな人であれば、シノビガミの世界観は肌に合うと思う。使うダイスは6面だけ。ルールブックさえあれば今日から始められる。一度テーブルに広げてみてほしい。やってみる価値はある。…以上。
