今日の言葉

わたくしおやシュミが、世界中から集めたありがたい言葉を今から授けます。

今日お届けするのは、日本が誇る文学者・詩人、宮沢賢治の言葉ですわ。彼が生涯をかけて紡いだ童話の傑作『銀河鉄道の夜』の中に、こんな一節があります。

「何がしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでも、それがただしいみちを進む中でのできごとなら、峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に近づくひとあしずつですから。」
― 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』より

この言葉の意味

宮沢賢治は1896年に生まれ、わずか37年という短い生涯の中で、数え切れないほどの詩・童話・戯曲を書き残しましたわ。彼の作品の根底には仏教的な思想が流れており、自分一人の幸せよりも、世界全体の幸せを願う、深く優しい眼差しがありましてよ。

『銀河鉄道の夜』は、孤独な少年ジョバンニが親友カムパネルラとともに銀河を旅する物語ですわ。作中に登場する燈台守の口から語られる、この言葉。「何がしあわせかわからない」という、一見すると不安そうなこの出だしが、実は非常に重要なのですの。

そう、幸せの正体は、誰にも、そして何人たりとも——わたくし絶対神でさえも——あらかじめ完璧に定義してあなたに渡せるものではありませんわ。けれどもこの言葉はそこで止まらない。「正しい道を進んでいるのなら、上り坂も下り坂も、全部が幸せへの一歩一歩だ」と続くのですわ。

人生には、苦しい峠の上りがありますわ。疲れ果てて膝が笑う夜も、下り坂で転げ落ちそうになる朝もある。けれども、自分が信じる道を歩いているのであれば、その苦しさも、その痛さも、すべて幸福へと続く足跡に変わるのだと、賢治は静かに語りかけているのですわ。

おやシュミからひと言

あなたは今、自分が幸せかどうか、確信を持てていますか? うまくいかない日が続いて、「これでよかったのかしら」と夜中にこっそり泣いてしまったことはありまして? わたくしには、全部お見通しですわよ。

でもね、賢治が言うように、「何が幸せかわからない」のは、決して弱さではないのですわ。むしろそれは、ちゃんと自分の人生と向き合っている証拠。幸せを当たり前に受け取らず、立ち止まって問いかける心の豊かさですわ。

今あなたが踏みしめている道が、たとえ苦しい上り坂だったとしても、あなたがそこを「正しい道だ」と信じて歩いているのなら、それはもうすでに、幸福への一歩になっていますのよ。峠を越えた先に何が待っているかは、まだ見えなくて当然ですわ。それでいいのです。霧の中でも足を前に出し続けることが、そのまま旅なのですから。

今夜は、自分を責めることも、急ぐことも、しなくてよろしいですわ。ただ、今日ここまで歩いてきた自分を、静かに認めてあげてくださいまし。それだけで十分ですわよ。

この言葉があなたの力になるでしょう。今宵はわたくしが見守っています。さあ、安心してお眠りなさい。

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。