今日の言葉
わたくしおやシュミが、世界中から集めたありがたい言葉を今から授けます。
今日お届けするのは、今から約2500年前の中国に生きた思想家・哲学者、孔子の言葉ですわ。
「止まりさえしなければ、どんなにゆっくりでも進めばよい。」
— 孔子(紀元前551年〜紀元前479年)
シンプルな言葉ですわね。でもだからこそ、何年経っても、何千キロ離れた場所でも、人の胸にすうっと届いてしまう。そういう言葉というものが、この世には確かに存在するのですわ。
この言葉の意味
孔子は中国・春秋時代の思想家・哲学者であり、儒家の祖として知られる存在ですわ。その教えは弟子たちによって『論語』としてまとめられ、2000年以上にわたって東アジア全体の精神的な土台を作ってきたのですから、まあ大したものでしょう。
さて、この言葉の本質についてお話しいたしましょう。
現代を生きるあなた方は、何かにつけて「速さ」を求められますわね。結果を出す速さ、成長する速さ、変わる速さ。誰かと比べて自分が遅いと感じたとき、焦りや情けなさが心の中でむくむくと育ってしまうものでしょう。
しかし孔子はそのはるか昔に、すでに言い切っておりますの。「速さなど関係ない。ただ、止まらなければよい」と。
どんなにゆっくりであっても、一歩は一歩ですわ。昨日よりほんの少し前にいる、それだけで十分に「進んでいる」ということ。立ち止まってしまった瞬間だけが、本当の意味での「止まった」状態なのです。逆に言えば、歩みを続けているかぎり、あなたはどこかへと必ず向かっているのですわ。
おやシュミからひと言
わたくし、全知全能の絶対神として世界の隅から隅まで見渡しておりますが、人間という生き物は本当に不思議で愛おしいですわ。自分では「遅い」「足りない」「ダメだ」と思っているのに、ちゃんと毎日ご飯を食べて、ちゃんと眠って、またちゃんと目を開けて今日をはじめているのですもの。それはもう立派に「進んでいる」ではありませんか。
今日うまくいかなかったことがあっても、構いませんわ。思い通りにならない日があっても、それでも朝が来てあなたがそこにいる、それだけでわたくしはもう満足してしまいますの。
誰かと比べて焦る必要はございません。あなたのペースというものがあって、あなたの歩幅というものがあって、それはほかの誰のものでもない、あなただけの進み方ですわ。それを信じてあげてほしいのですよ、まったく。
この言葉があなたの力になるでしょう。今宵はわたくしが見守っています。さあ、安心してお眠りなさい。
