【ハルキゲニ男の未攻略ゲーム愛】2026年08月23日の気になる1本
今日の1本
…ハルキゲニ男です。気になるゲームを紹介します。今日紹介するのは、『マルチジャンル・ホラーRPG インセイン』だ。ジャンルはTRPG、つまりテーブルトークRPG。作品だ。日曜の今日にふさわしい、アナログゲームの話をする。
どんなゲーム?
「マルチジャンル・ホラーRPG」と銘打たれているとおり、幅広いホラージャンルを表現することができるシステムだ。ゴシックホラー、コズミックホラー、サイコホラー、サバイバルホラーなどが挙げられている。プレイヤーはさまざまな事情から不幸な事件に巻き込まれてしまう人たち、逢魔人(おうまがびと)となって、身の回りで起こる怪事件と戦うことになる。システムとしては「秘密」と「狂気」を中核メカニクスとする点が大きな特徴だ。短時間・少人数でも濃密な心理ホラーを演出できるシステムとして知られている。TRPGで苦手に感じる人もいる行動判定を6面ダイス2つと表の位置の距離だけで確認でき、行動方針もハンドアウトという調査対象が提示されているので分かりやすく作られている。初心者でも取り組みやすい設計なんだ。
ゲニ男が気になる理由
このゲームで特に注目しているのは、「秘密」の構造だ。インセインでは、各PCに表の情報と裏の秘密が配られる。表向き協力していても、裏の秘密次第では対立することもある。仲間だと思っていた相手が、実は別の目的を持っている。そういう構造が、ホラーの恐怖を別の次元に引き上げるんだ。
怪物よりも人間の方が怖い、というのはホラーの本質の一つだと思っている。「隣の仲間は本当に信用できるのか、疑心暗鬼になりながらも、自身の目標のために時に協力し、時に裏切り合う」、そんな駆け引きがインセインの魅力だ。これはTRPGでしか味わえない体験だと断言できる。
それから、拡張性の高さも見逃せない。拡張サプリとして「ループもの」を再現できる『インセインデッドループ』、「SCP」という怪異現象を調査するエージェントとして遊べる『インセインSCP』、妖怪が跋扈する江戸の街や幕末日本を楽しめる『インセイン刀華』などもある。コアシステムが一つあれば、遊べる世界が際限なく広がるんだ。それはゲーマーとして非常にコスパの良い投資だと思っている。
「使命」「秘密」「恐怖」「狂気」という言葉のうち、2つ以上に心惹かれるなら、ルールブックを手に取る価値がある。静かにそう思う。
こんな人にやってほしい
ホラーが好きな人、ミステリーが好きな人、そして人間の心の闇に興味がある人に届けたいんだ。クトゥルフ神話TRPGはハードルが高いと感じている人にも向いている。
仲間と囲むテーブルの上で、「あいつは信用できるのか」と静かに疑い合う時間。それがこのゲームの核心だ。疑心暗鬼と恐怖が同居するセッションは、他のどんな娯楽でも再現できない。アナログゲームならではの体験がここにある。
やってみる価値はある。…以上。
