2026年08月22日の株式市場動向まとめ
サマリ
先週の米国市場下落により日本株は大きく反落しました。日経平均は8月19日に-3.16%の急落を記録し、その影響は今週も継続しています。米国ではインフレ懸念と原油高騰、中東情勢への警戒が相場全体を圧迫。年末の成長見通しは前向きですが、8月から10月にかけての変動性が懸念される局面です。
詳細
日本株の動き
8月19日の日経平均は65,326.42円と前日比2,134.31円安(-3.16%)で続落し、TOPIXも4,012.31と127.91ポイント安(-3.09%)となりました。米国市場の悪化を受けた連鎖売却が広がった形です。
業種別に見ると対応が分かれています。非鉄金属が-8.33%、銀行業が-4.64%、電気機器が-3.97%と大きく下げた一方で、海運業は+0.23%と小幅に上昇しました。市場全体が弱気でも、相対的な強弱が存在する状況が続いています。
ただし、年間見通しは改善しています。野村證券は2026年末の日経平均を70,000円に上方修正しており、値上げや株式数の減少に支えられたEPS(1株当たり利益)の拡大を軸に、株高基調が続くと見込んでいます。短期の変動に惑わされず、長期視点での成長期待が維持されているわけです。
米国株の動き
8月20日の米国株は大幅反落し、ダウ平均は703.84ドル安の52,759.21ドル、ナスダックは263.92ポイント安の26,067.17で取引を終了しました。小売決算への不安と中東紛争長期化リスクが売り圧力となりました。
市場を圧迫する要因は複数あります。8月12日時点で、新規発行の5年物日本国債(JGB)の利回りが2.105%の過去最高水準に達し、新規発行の2年物JGBが1.64%と1995年以来の高水準に達しました。利回り上昇はリスク資産売却につながりやすく、世界的な金利上昇圧力が存在しています。
注目すべき今後のイベントがあります。エヌビディア(NVIDIA)は8月26日に決算発表を予定しており、同じく8月27日からはジャクソンホール会議が開催されます。ウォーシュFRB議長の発言は今後の金利政策に関わる重要な材料となります。
今後の展望
今後の株式市場は、大きなイベントに左右されやすい局面が続きそうです。8月26日には米7月PCE(個人消費支出)価格指数やGDP改定値などの経済指標に加え、米国市場終了後にエヌビディアの決算が予定されています。PCEでインフレの落ち着きが確認されれば、米長期金利の低下を通じてS&P500には追い風となりますS&P500の2026年末目標は8,000ポイントに上方修正されていますが、そこへ向かう道のりは平坦ではなく、8から10月には大きな揺れが起こり得ると指摘されています。つまり、成長期待は維持されつつも、今後の数カ月は不安定な値動きが想定されるということです。
投資家にとっての重要な心構えは、短期の変動に一喜一憂しないことです。政策金利の方向性やインフレ動向といった基礎的な要因が変わらない限り、長期的には企業業績改善が相場を支える見通しに変わりはありません。個別企業の決算発表やマクロ経済指標に注視しながら、冷静に対応することが求められています。
