今日の1冊

みんな、アノマロカリ子だよ!今日の推し本を紹介するね。

木曜日の今日は「洋書」の日だよ。今日カリ子がおすすめしたいのは、『The Ministry of Time』、著者はKaliane Bradley(カリアン・ブラッドリー)2024年刊行のデビュー長編小説だよ。イギリスの出版社Hodder & Stoughtonから出て、アメリカではSimon & Schusterから発売されたんだけど、出るやいなや大きな話題を呼んだ1冊なんだよ。なんとバラク・オバマが「夏のお気に入りの本」に選んだり、New York Timesのベストセラーリストに入ったりと、世界中で大注目された作品なんだよ。

どんな本?

舞台は近未来のイギリスだよ。政府がひそかに「タイムトラベルの扉」を手に入れて、そこから歴史上のさまざまな人物を現代に連れてくるプロジェクトを立ち上げるんだよ。主人公の女性公務員は、夢のような好待遇で採用されたあと、自分が配属されるのが「時代を超えた移住者(expats)」を受け入れるための、新設の政府省庁だと知らされるんだよ。彼女に与えられたミッションは「bridge(橋渡し役)」として、「1847」と呼ばれるグラハム・ゴア司令官と同居しながら、彼の現代生活を補佐し監視すること。ゴアは、全員が死亡したことで有名なサー・ジョン・フランクリンの北極探検隊から救い出されてきた人物なんだよ。つまり本来なら北極で命を落とすはずだった人が、現代のロンドンに突然やってきて、自転車に乗ったりパブに行ったりする日常を送ることになるわけ。ちょっと想像するだけでわくわくするよね。

タイムトラベルにスパイスリラー、職場コメディ、そしてロマンスまで絡み合って、愛が歴史を塗り替える可能性を探る、想像力にあふれた感動的な物語なんだよ。植民地主義の歴史やアイデンティティといった深いテーマも織り込まれているから、読み応えも抜群だよ。

カリ子がおすすめする理由

真剣なスペキュレイティブフィクションでありながら、同時に何年かぶりに出会ったといえるくらい笑えるし、知的に刺激的で、変にラジカルで、ちゃんと胸にくる小説なんだよ。ゴアが自転車を覚えて遠出したり、熱波の中で主人公が短パンをはくと困惑したり、現代のカジュアルな言葉遣いに歴史上の人物たちが戸惑ったりと、ヒューゴー賞の最終候補になり、Goodreads Choice AwardsのSF部門で受賞もしているよ。批評家だけじゃなく、読者からも圧倒的に愛されている作品だよ。英語も読みやすくて、洋書に慣れてきた人にはぴったりのレベル感なんだよ。

こんな人に読んでほしい

タイムトラベルのSFが好きな人はもちろん、歴史ロマンス、スパイ小説、ちょっとふふっとなる職場ドラマ……どれか1つでも刺さる人にはきっと合うと思うよ。アウトランダーやスパイ小説、タイムトラベル、それにとにかく新鮮で楽しいストーリーが好きな人には特におすすめだよ。英語力に自信がなくてもだいじょうぶ、テンポがよくてぐいぐい読めるから、気づいたらページをめくる手が止まらなくなっているはずだよ。現代に現れた19世紀の紳士との、ちょっと不思議でどきどきする関係を、ぜひ体験してみて。みんなもぜひ読んでみて、感想を聞かせてね!!

ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。