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2026年06月20日の金・原油価格動向まとめ

サマリ

2026年6月現在、金と原油は対照的な動きを見せています。金は1月の過去最高値から調整局面にあり、25,000円台での値動きが続いています。一方、原油は中東情勢の不安定化による供給懸念で上昇傾向にあり、市場は不確実性に揺れています。

詳細

金価格の現状と動向

2026年初頭には1トロイオンス=4,600ドルを超え、国内では1月29日に1gあたり3万0248円の高値を記録しました。しかし、その後は調整の局面に入っています。

2026年6月1日時点の国内金店頭小売価格は25,758円/gとなり、5月末の安値から力強く切り返して6月の取引をスタートしました。この上下動は続いており、金価格は短期間で上下しやすい状況が続いています

金価格が下落している背景は複雑です。1月から6月現在にかけて米ドル高や金利上昇、エネルギー価格の高騰などが複雑に絡みあうなかで金価格が乱高下しており、FRBの動向や中東情勢の緊迫化は金価格にも大きな影響を与えていると指摘されています。

原油価格の現状と動向

原油市場は大きく異なる展開となっています。2026年2月末以降の中東情勢の緊迫化により、世界的に原油価格が上昇しました。その影響は劇的です。ドバイ原油価格は、米国及びイスラエルによるイラン攻撃前(2月27日時点、70.7ドル/バレル)に比べ、一時+140%(3月19日時点、169.8ドル/バレル)上昇しました。

2026年の価格上昇は主に3つの要因で説明でき、第一が地政学リスクの高まりですね。中東や資源供給に関わる地域の緊張が強まると供給不安が意識され価格は上昇します。

需給面では、需要回復と供給制約が数年かけて積み上がった結果ともいえます。つまり、経済の正常化による需要増に対し、産油国の増産が限定的という構図が続いています。

今後の展望

コモディティ市場の先行きは不透明感が高まっています。金については、長期的には上昇期待が残る一方、短期的には地政学ニュースや各国の経済指標によって、下落と反発を激しく繰り返しやすい局面といえます。アナリストの中には強気派も多く、米金融会社のゴールドマン・サックスは2026年12月末に5,400ドルに達すると予想しています。

原油に関しては、供給過剰への懸念と地政学リスクが相反しています。2025~2026年の原油価格の下落が非OPEC加盟国の原油生産を圧迫していることから、2027年以降は価格が反発すると予測。2028年末にブレント原油が80ドル、WTI原油が76ドルに上昇すると見込んでいます。しかし、その先の道のりは複雑です。

投資家にとって重要なのは、この時期のコモディティ市場が極めてボラティリティ(値動き)が高いということです。金融政策、地政学情勢、世界経済の動きを総合的に注視しながら、慎重に投資判断を進めることが求められます。短期的な下落局面も覚悟の上で、中長期的な視点を持つことが成功への鍵となるでしょう。

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