2026年06月09日の転職市場動向まとめ
サマリ
2026年6月現在、日本の転職市場は堅調な売り手市場が継続中です。求人倍率は2.03倍を維持しており、ハイキャリア人材については2.73倍と一層高い水準が続いています。ただし、単なる「数の不足」ではなく「欲しい人材が足りない」という構造化した人手不足が深刻化。AI・DX人材、製造系技術者、建設技術者といった特定分野での採用競争は激化していますが、同時に業界や職種による「二極化」も顕著になりました。
詳細
求人倍率と市場環境
有効求人倍率は2026年3月時点で1.18倍でした。一般職業紹介状況から見ると、全体的には売り手市場の基調は変わっていません。正規雇用者数は前年同月比で25万人増加し、29か月連続の増加を記録するなど、雇用の質的改善が進んでいます。
中途採用市場
注目業界の求人動向
製造業
IT・通信業界
人材サービス・コンサルティング業界
建築・土木分野
医療・介護・福祉分野
採用トレンドと市場の「二極化」現象
2026年の最大の特徴は、採用市場の「二極化」です。求人倍率の全体数字は高水準ですが、応募が殺到する企業と全く集まらない企業が明確に分かれています。
企業側では「ターゲット年齢の拡大」が顕著。従来は30歳前後までにこだわっていた採用枠を、35~50代のミドル層・シニア層にシフトさせる動きが加速しています。50代以上の採用に「積極的」と答えた企業が68.4%に達するなど、少子高齢化への対応が急務になっています。
採用手法の変化
転職者の属性変化
2025年の正社員転職率は7.6%で前年比0.4ポイント増加。年代別では20代の転職率が12.0%で最多ですが、前年比では減少。一方で30代~50代は前年比で増加し、特に40代男性の転職が活発化しています。これは「転職ネイティブ」の若年層が構造的に減少する中で、ミドル層への期待が高まっていることを示しています。
転職市場の今後の展望
求職者側の視点
企業側の課題
2026年の転職市場全体の見通し
