2026年05月21日の金・原油価格動向まとめ
サマリ
金相場は1グラムあたり25,000円近辺を推移し、年初の歴史的高値から調整局面にあります。一方、原油はイラン情勢の不確実性と中東緊張を背景に約102ドル/バレル水準で高止まり。今後は地政学リスクと米金利動向が価格を左右する見通しです。
詳細
金価格の現況と背景
国内金相場は5月20日時点で1グラムあたり25,141円と、過去高値からは調整が進んでいます。年初に初の3万円台を記録した金は、短期的には利益確定売りに押される場面が多くなりました。
ただし、長期的には依然として堅調です。中央銀行による脱ドル化の動きや、インフレヘッジとしての投資需要が下支えしています。米金融会社ゴールドマン・サックスは2026年末に5,400ドル(1オンス)に達すると予想するなど、市場は強気な見方を維持しています。
金価格に影響する重要な要素は米国金利・ドル・地政学リスクの3つです。特にアメリカの金融政策は金の利回りに直結するため、FRBの動向が注視されています。
原油価格の現状と値動き
WTI原油先物は1バレルあたり102ドル付近で推移しており、対立開始前の水準から約50%上昇しています。背景にはホルムズ海峡の事実上の閉鎖があり、世界の石油供給が逼迫した状況が続いています。
短期的には米国とイランの交渉進展で急騰と急落を繰り返しています。トランプ米大統領の和平工作やイランの核プログラムをめぐる議論が価格を大きく左右しています。
一方、中東情勢が沈静化すれば原油価格は下落予想が優勢です。世界銀行はブレント原油が2026年第4四半期に平均89ドル、2027年には79ドル/バレルまで低下すると見通しており、供給正常化が前提となっています。
今後の展望
コモディティ市場全体の最大のテーマは地政学リスクの行方です。中東情勢の緊迫化は金と原油の双方を支える要因になっており、仮に紛争が激化すれば両市場とも上昇圧力が強まる可能性があります。
金については、年後半のインフレ鈍化が価格上昇のペースを落とす可能性があります。世界的に物価上昇率が低下傾向にあり、インフレ圧力の緩和が進めば金への投資需要が一巡する展開も考えられます。
原油は交渉次第で180度変わる環境です。米国とイランが合意に至れば供給懸念が払拭されて価格下落が加速するでしょう。しかし交渉が決裂すれば、さらなる高値圏での推移が続く見込みです。
投資家にとって重要なのは「短期的な激しい値動き」と「長期的な上昇基調」の両面を理解することです。安全資産としての金の価値や、供給制約による原油需給の引き締まりは構造的な支援要因として機能し続けるでしょう。
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