2026年10月06日の仮想通貨動向まとめ
サマリ
ビットコインが約8.6万ドル台で推移し、夏から続く回復基調を維持。イーサリアムは2,700ドル近辺で上値が重い展開。リップル(XRP)は1.5ドル前後でもみ合い中。10月28日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の利上げ判断が、今後の相場を大きく左右する局面です。
詳細
ビットコイン(BTC)
ビットコインの現在価格は約86,000ドル台。
10月5日(月)の始値は86,513ドルで、前日比+2.1%の上昇でした。
夏からの回復は目を見張るものがあります。
7月初旬には約57,800ドルだったBTCが、直近90日で約44%上昇してきました。
一方で、1年前の水準(約12万ドル台)と比べると、まだ約30%下の水準です。
テクニカル面では、87,397ドルが直近の重要な抵抗線です。
ここを突破できれば、次の心理的な節目となる90,000ドルを目指す流れが見えてきます。
一方、下値のサポートラインは80,875ドルと75,585ドル付近が注目されています。
懸念材料もあります。ビットコインETFへの1日あたり資金流入額が、ピーク時の約10億ドルから1億3400万ドルまで急減しており、モメンタム(勢い)の低下が指摘されています。
また、米10年国債の利回りが5.17%まで上昇しており、「利回りが得られる国債」がビットコインの競合になっているという状況もあります。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムの価格は10月5日時点で約2,716ドル。
1ヶ月前の約2,452ドルから約10.8%上昇しており、緩やかな回復トレンドにあります。
ただし、1年前の4,516ドルと比べると約40%低い水準です。
テクニカル的な重要ポイントは2,800〜2,825ドルの抵抗帯です。
ETHはこのゾーンを何度か試みたものの、いずれも突破できていません。
ここを明確に上抜けることができれば、次の目標は心理的節目の3,000ドルが視野に入ります。
注目のイベントとして、「Glamsterdam」アップグレードのテストネット(Sepolia)が2026年10月6日に予定されています。
これはイーサリアムのネットワーク改善に向けた技術的アップデートで、開発者コミュニティから高い関心を集めています。
ただし機関投資家向けのETFからは、直近3営業日で約1億1800万ドルの資金が流出しており、需給面での重しとなっています。
リップル(XRP)
XRPは10月5日時点で約1.51ドルで推移しています。
24時間の取引量は約17.5億ドルで、時価総額は約955億ドルとなっています。
直近90日では約46%の上昇を記録しており、8月の安値約1.09ドルから着実に回復してきました。
ただし、歴代最高値と比べるとまだ約59%下の水準であり、上値余地はまだ大きい一方、戻り幅も大きい相場です。
テクニカル面では、1.66ドル(9月23日の高値)が直近の抵抗線です。
アナリストによると、10月は1.25〜1.70ドルのレンジ内でボラティリティが高まる展開が予想されています。
また、Ripple社のエスクローには現時点で約370億XRP(約550億ドル相当)の未放出トークンが保管されており、需給面での潜在的な売り圧力として常に意識されます。
今後の展望
3通貨に共通する最大の注目ポイントは、10月27〜28日のFOMC(連邦公開市場委員会)会合です。
現時点では利上げの可能性が64%と高まっており、もし利上げが実施されれば市場全体に売り圧力がかかる可能性があります。
逆に、利上げが見送られれば、BTCの9万ドル超えや、ETHの3,000ドル回復が現実的なシナリオとなるでしょう。
BTC・ETH・XRPはいずれも夏の安値から大幅に回復しており、相場の底打ち感は強まっています。
ただし、いずれも1年前の水準を大きく下回っており、強気相場と断言するには材料不足です。
ETFへの資金流入の動向、マクロ経済(インフレ・金利)の方向性、そしてイーサリアムの技術アップデートの進捗を引き続きウォッチしていきましょう。
仮想通貨市場は依然としてボラティリティが高い環境。余裕資金での分散投資を基本に、リスク管理を徹底することが大切です。
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