2026年09月29日の仮想通貨動向まとめ
サマリ
ビットコインは地政学リスクの高まりで8万3,000ドル台に下落。イーサリアムは2,670ドル付近でもみ合い、大型アップグレードへの期待が下支え。XRPは1.51ドル付近で推移し、9月だけで約10%超の上昇を維持しています。
詳細
Bitcoin(ビットコイン)
9月28日時点でBTCは約83,068ドルで推移しており、前営業日比で約1,344ドルの下落となりました。強いドル、債券利回りの上昇、そしてイランとの地政学的緊張による原油高が、仮想通貨のような非利回り資産の重しになっています。9月23日には86,214ドル付近まで上昇し、サイクルの高値として87,300ドルを記録する場面もありました。であり、現在の水準はそこから大きく下落した位置にあります。
イーサリアム(Ethereum)
9月28日時点のETH価格は約2,669ドルで、前営業日比わずか3.64ドルの上昇とほぼ横ばいの展開です。9月中に2,800ドルに迫る場面もありましたが、現在は2,689ドル付近でのもみ合い。投資家は2,800ドルの抵抗線と2,600ドルのサポートラインに注目しています。「Glamsterdam」フォークが10月6日にSepoliaテストネットで有効化される予定で、アップグレードには提案者・ビルダー分離の組み込みやガスリミットの最大2億までの大幅引き上げなどが含まれ、スケーラビリティ向上が期待されています。アナリストはETHの長期的な上昇に強気で、スタンダードチャータード銀行は次の10年でETHが40,000ドルに達すると予測。保守的な見方でも10,000ドルに達するとしています。8月には1週間で56%超の急騰も記録しており、ショートの強制決済やETFへの資金流入、さらにビットコインの77,000ドル突破による相場全体の盛り上がりが後押しとなりました。SECとの訴訟は決着し、米国で7本のXRPスポットETFが上場、RippleはXRP購入を必要としない形での決済インフラ拡充を続けています。
今後の展望
3通貨ともに、地政学リスクと米ドル高という共通の逆風を受けています。トランプ大統領がイランの停戦案を拒否したことで原油価格が1バレル100ドルを超え、仮想通貨市場全体に下押し圧力がかかっています。RSIが70を超えた状態での一本調子の上昇よりも、いったん調整・横ばいとなる可能性が高く、9月の目標水準は87,500ドルが意識されています。Glamsterdamアップグレードがスケーラビリティとネットワーク効率を大幅に改善することが期待されており、さらに量子耐性暗号の実装も2029年までの完了を目標に進んでいます。毎月2〜4億XRPが市場に放出されるエスクロー構造という供給圧力を抱えていますが、8〜9月のラリーは需要サイドがようやく追いついてきた可能性を示しています。、BTC・ETH・XRPいずれも大きな方向感が出るまではレンジ内での動きが続きそうです。地政学情勢と米国の規制動向を引き続き注視することが重要です。
