2026年09月20日の株式市場動向まとめ
サマリ
日本株は9月18日時点で日経平均65,018円と、8月中旬からの調整局面を脱して回復基調を見せています。一方、米国株も堅調で、年末に向けて両市場ともに緩やかな上昇が期待される状況です。9月下旬の配当権利付き最終売買日などの材料が買い支えになるとみられています。
詳細
日本株の現況と見通し
日本株は直近では下落基調からの回復が鮮明になっています。日経平均は8月17日の69,220円をピークに一時64,011円まで下落していましたが、9月18日には65,018円に戻し、前日比1.38%高と回復モメンタムが出ています。
注目すべきは、9月28日に控える3月期決算企業の配当権利付き最終売買日です。この時期には約1.6兆円の買い需要が発生するとされ、市場心理を下支えする材料になると予想されます。また、期末特有の「お化粧買い」も期待できる環境にあります。
懸念材料としては、米OpenAIが安全上の懸念を理由に開発スピードの減速と2026年内のIPO延期を発表したこと。これがAI・半導体関連株への売り圧力を強める可能性があります。日経平均の上位5銘柄のうち4つがAI・半導体関連で占められているだけに、このセクターの動向が指数全体に大きな影響を与えます。
米国株の展望
米国株も良好な環境が続いています。先月の強い実質GDP統計とマイクロンテクノロジーの好決算がテクノロジー株の反発を促し、S&P500は最高値を更新する局面も見られました。
米国株の専門家予想では、2026年末のS&P500指数は7,200ポイント、ダウ平均は51,000ドル、ナスダック総合指数は23,500ポイントを想定しています。リスク顕在化が避けられれば、さらに上振れする余地があるとの見立てもあります。
ただし、労働市場の強さと利下げ期待のバランスが重要です。労働市場が予想以上に堅調だと、利下げ期待が後退してS&P500の下落につながるリスクがあります。
今後の展望
2026年全体の見通しとしては、日本株・米国株ともに堅調な地合いが期待されます。日本株については、企業業績が2027年3月期で営業利益が12%増益となる見込みで、高市政権の積極財政政策による経済成長戦略も追い風になります。PER(株価収益率)が20倍なら日経平均6万円に乗せる計算も示されており、現在の65,000円水準はまだ上昇余地がある段階と言えます。
米国経済についても、ソフトランディング(緩やかな景気減速)が期待されており、物価も落ち着く見通しです。ただしAI関連銘柄の過熱感調整には注視が必要です。
秋口にかけて日経平均が7万円台視野に入る可能性も指摘される一方で、中東情勢やAI関連企業の事業方針などの不確実性は残ります。投資家は長期上昇トレンドを信じつつも、短期的な調整局面に備えておくことが重要です。
