サマリ

2026年は金と原油の両市場で調整局面が続いています。金はドル高と金利上昇圧力により高値から軟化し、原油は中東情勢による地政学リスク軟化や需要減少で下落。今後は外交交渉の進展や各国中央銀行の買い需要が価格形成の重要な要素となると見られます。

詳細

金価格の現状と動き

金価格は調整局面にあります。2026年初頭は過去最高値圏で推移していましたが、4月以降のドル高進行と米国の金利上昇観測により下落が続いています。現在、国内の店頭小売価格は高値時の3万円超から2万2000円台へと下げています。

金は利息が付かない資産なので、金利が上昇すると相対的な魅力が低下し、投資家がより高い利回りを求める金融資産へ資金をシフトさせるのです。また、ドル高は金をドル建てで購入する際の割高感を生み出し、買い控えにつながっています。

原油価格の現状と動き

原油価格は大幅に下落しました。2月からの中東情勢激化でホルムズ海峡が一時封鎖され、供給懸念から高騰していましたが、最近の米国とイランの停戦合意によって地政学リスクが緩和され、現在はバレルあたり69~70ドル台へと落ち着いています。6月の4か月連続の値下がりで、月間10%以上の下げを記録しています。

原油市場はホルムズ海峡を通る船舶の通行再開期待により、緊張が和らぎました。ただし、タンカー運航者の警戒は依然として残り、完全な正常化にはまだ時間がかかりそうです。

今後の展望

コモディティ市場全体では、短期的には変動性が高い状態が続く見通しです。金については中央銀行による買い支え需要が根強く、下値がしっかりしています。複数の機関投資家も金価格が調整後に再び上昇する可能性を指摘しており、長期的には安定資産として需要が続くと予想されます。

原油については、米国とイランの平和交渉の進展が最大の変数となります。交渉が成功してホルムズ海峡の通行が完全に正常化すれば、供給が安定化し、2027年にかけてさらに調整が進む可能性があります。一方、地政学リスクが再び高まれば、サプライチェーンの混乱からエネルギー価格全体が押し上げられる展開も想定されます。

投資家としては、短期の値動きに一喜一憂せず、長期的な需給構造を見据えながら位置付けを検討することが重要です。金のポートフォリオ組み入れ比率を高める価値はなお存在し、原油は地政学的な不確実性が完全に払拭されるまで警戒が必要な局面が続くと言えるでしょう。

【PR】全銘柄の取引手数料が0円の【DMM CFD】


ABOUT ME
oyashumi
5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりもする。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。