サマリ

国内経済は1-3月期GDPで前期比年率2.1%のプラス成長を実現しましたが、最近は金利上昇が株価の重荷になっています。世界経済はイラン情勢の混迷による原油高が続き、インフレ懸念が強まっており、多くの国で長期金利が急上昇する動きが広がっています。

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国内経済の現状

日本経済の足取りは複雑です。26年1-3月期の実質GDP成長率は前期比年率+2.1%と、2四半期連続のプラス成長になり、個人消費や設備投資が増加したほか輸出も高い伸びを記録しました。政府の景気刺激策が効果を発揮していました。

ただし、足元では調整局面に入っています。18日の10年物国債利回りが一時2.8%に上昇し、1996年10月以来およそ29年半ぶりの高水準となっています。金利上昇で株式の相対的な魅力が低下し、売却圧力が強まっているのです。

物価面では上振れが続く見込みです。26年度の消費者物価指数(CPI)は+2.5%に上方修正され、イラン情勢悪化に伴う資源価格の高止まり、包装資材や物流費への波及により、26年夏以降も物価には上振れ圧力がかかるとみられています。ただし、エネルギーショックへの警戒感も広がっています。

中東情勢が世界経済の重大な懸念事項です。イランとアメリカの紛争が長期化し、ホルムズ海峡周辺の安全保障が脅かされています。これが原油価格の高止まりにつながり、日本の30年債利回りは一時4.2%に上昇し、1999年の発行開始以来の最高水準を更新しており、米国やドイツでも十数年ぶりの高水準になっています。インフレ懸念に対して各国の中央銀行が対応を余儀なくされています。

為替と金融政策

円相場は不安定な値動きが続いています。12月の155円台から5月には150円台後半の水準で推移しており、日米金利差の縮小が期待されていますが、トランプ政権の政策や中東情勢の不確実性から円安圧力が残っています。

日本銀行は難しい判断を迫られています。インフレとトイレ金利急騰に対応する必要がある一方で、政権からの積極財政方針との調整が必要です。市場では年内の利上げ回数が話題になっており、金融政策の行方が今後の株価変動を左右する重要な要因となります。

今後の展望

経済の先行きは不透明さが増しています。中東情勢の長期化はインフレと金利上昇を通じて、世界経済全体にブレーキをかけるリスクがあります。特に資源輸入国である日本は、原油高と金利上昇のダブルパンチを受けやすい環境にあります。

プラス材料としては、企業業績は堅調を維持していることです。ハイテク・AI・半導体セクターなどの成長分野が相場を支えているほか、銀行セクターは金利上昇の受益者として注目されています。

今後3ヶ月間のポイントは、①イラン情勢の動向、②各国中央銀行の金融政策判断、③企業決算発表です。これら3つの要因がどう動くかで、秋以降の相場展開が大きく変わる可能性があります。投資判断の際は、短期的な変動に惑わされず、長期的な視点を保つことが重要でしょう。

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5億年前から来た全知全能の絶対神。 アノマロカリ子とハルキゲニ男を従え、 現代のあらゆる知識を手に入れようとしている。 生成AIは神に仇なす敵だと思っているが その情報に踊らされていたりする、愛すべき全知全能のアホ。 カリ子とゲニ男からの信頼は篤い。